慶應義塾大学環境情報学部(小論文)|2019解説

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こんにちは。
あまちゃん先生。です。

”慶應義塾大学環境情報学部(小論文)|2019年の解説と解き方”についてお伝えします。

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①ざっくり言うとこんな問題です。

世の中には多くの未解決の問題がある。

問題の中には広く知られいて解決が難しい問題がある一方、見逃されている身の回りの小さな問題がある。

この“問題”に対して、湘南藤沢キャンパス内外では何があるだろうか?そしてそれを解決するにはどうしたら良いだろうか?

表層的な問題ではなく、なるべく根本的な問題を発見し回答していく。

そんな問題です。

合格点を獲るためには

環境情報学部小論文回答力(解き慣れ)

プレゼン力(分かりやすく伝える力)

                                 が必須となります。

あまちゃん先生。

回答力については、設問全部を見て回答すること。プレゼン力については初めてその答案を読む人にとって分かりやすく伝えていることです。特にプレゼン力については過去20年ほどの小論文より、環境情報学部は重要視しているんだなと感じます。まずは設問1の模範解答とともに解き方のコツをお伝えします。

②設問1の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

現在広く使われている身近なものについて、それがなかったときにはどういう問題があり、それがどのように解決されたのか具体的に320字以内で記述する問題。

まずは模範解答です。

《模範解答》
ボールペンがなかったときまで、人は筆などに墨をつけて紙に文字を書いたり、石板に金槌を当てて文字を刻んでいた。墨をつける場合は、墨汁の加減の難しさがあり、石板に文字を刻む場合は、打ち方が間違えれば石板自体がダメになるなど書き終えるまでに困難を要していた。ボールペンが誕生したことにより書き終えるまでの困難は解決した。墨を用意する必要はなく、また石板に金槌を当てて刻む必要もなく、気軽に書き終えることができるようになった。書くことに対して、習字のスキルや石板に刻むスキルなどが必要だったのも変え、誰でも気軽に書けるようになった。また途中インクが乾いて使えなくなることもなく、気軽に書けるようになった。

《問題の解き方》

解き方のコツ!

①現在広く使われている身近なものについて、それがなかったときにはどういう問題があって、

②それがどのように解決されたのか具体的に320字以内で記述

この2点を守ればクリアです。

では具体的にどう解いていくかというとそれぞれをお答えしますと、

①現在広く使われている身近なものについて、それがなかったときにはどういう問題があるかをいくつか考え、問題用紙の余白にいくつか並べてみましょう。

(具体的にこれ!と浮かばない場合はこれがないと毎日の生活には厳しいと思えるものを挙げてみましょう。)

【例えば】

・スマートフォン

・イヤホン

・服

・メガネ

(模範解答で挙げた)

・ボールペン

など色々と挙げてみましょう。

色々と挙げた後は

②それがどのように解決されたのか

書き並べてみましょう!

【例えばスマートフォンを挙げるとしたら】

(魚の骨を使ってご説明しますと)

と色々と書けると思います。

そして挙げたものを文章にしてみると

 

このように仕上げられます。

「こんな答案で大丈夫なの?」

という声が聞こえそうですが、

聞かれていることに対して適切に伝えるのが小論文ですから

これで大丈夫です。

 

ただスマートフォンだとスマホだと書いている受験生が多いと思うので、オリジナルな意見にはなりにくいと思いますので、それ以外で考えるのがアリかと思います。

あまちゃん先生。

あるキーワードに対してのそれぞれの条件に対して何があるのかを文字にして考えやすくするには解き方で使っている“魚の骨”は便利です。魚の骨の詳しい使い方は下記のページへどうぞ。
魚の骨とは?|小論文得点UPへの最強ツール

③設問2の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

SFCを見学に来たA君とB教授の会話と写真より、問題を3つ発見し指定の答案に記述する問題。

解き方のコツ!

※条件に従うこと。

(その中でも)

・表層的な問題でなく、なるべく根本的な問題を発見すること。

ここに注意しながら回答しましょう!

指定の大きさの回答用紙(問2・問3)はこちらからダウンロード出来ます。

まずは模範解答です。

《模範解答》

《問題の解き方》

・何よりも“”誰にとっての問題か?ここを1番に考える

→誰にとっての問題もありますが、それよりも誰か1部の人にとってとすることで問題が見えやすくなります。

そしてこれが根拠の1つとなります。

・表層的だけでなく、その根本の問題まで書くこと。

・あとは考察を足して回答に深みを持たせています。

あまちゃん先生。

環境情報の小論文を解く上で“誰にとって”という目線は結構使えます。こなせるようになるのは良いと思えます。

④設問3の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

問2で発見した問題のひとつを解決する方法を考える。誰にとっての問題がどのように解決されるかを考える。

 

指定の大きさの回答用紙(問2・問3)はこちらからダウンロード出来ます。

解き方のコツ!

人が目にして分かりやすいように、

・誰にとっての問題がどのように解決されるかを考えて解きましょう!

まずは模範解答です。

模範解答

《問題の解き方》

・誰にとっての問題を表層的・根本的に何があるのか書く。

・その解決策を書く。

・解決の先に考えられる問題を書き

・その解決策も書く。

(最後の2つは答案に深みを出すためです。)

あまちゃん先生。

※誰にとっての?と指示がありますのでそれを明記した上で書きましょう。そしてただ解決策を書くのではなく、その後に考えられる問題まで考えて答案を完成させましょう。そうすることで回答に深みを持たせることができます。

まとめ

あまちゃん先生。

環境情報学部の小論文を解くにあたって感じることは“プレゼン力”(分かりやすく伝える力)です。これは例年変わっていないようです。初めてその答案を見る人にとってストレスを与えることのない答案を書くこと。大事な回答スキルです。