慶應義塾大学環境情報学部(小論文)|2017解説

こんにちは。
マナビバ福岡塾長 天野貴文です.

”慶應義塾大学環境情報学部(小論文)|2017年の解説と解き方”についてお伝えします。

①ざっくり言うとこんな問題です。

あなたが環境情報学部に入学してから、解決を試みようとする課題または発見は何だろうか?

その課題解決、新発見に取り組むにあたり、問題文で紹介されている10個の研究会の中から4つ何を選ぶか?

そしてその4つをどのように履修してその目標を達成し、どのように課題解決・新発見につながるのか?

文章そして模式図を書いて説明する問題。

以上全部で4つの問いに答える問題です。

合格点を獲るためには

環境情報学部小論文回答力(解き慣れ)

プレゼン力

                                 が必須となります。

天野 貴文

まずは設問1の模範解答とともに解き方のコツをお伝えします。

②設問1の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

あなたが環境情報学部に入学してから、解決を試みようとする課題、あるいは発見しようとしていることについて200字程度で説明するもの。

まずは模範解答です。

《模範解答》
私が解決したい問題は世界人口の約7人に1人と言われている文字が読めない人の文字が読めるようにすることです。彼ら、彼女らの中には「地雷注意」の看板が読めずにそこに足を踏み入れて命を落とす人や薬の文字が読めずに腹痛に苦しむ子どもに何も出来ずにただ茫然とするしかない母親がいます。文字が読めることは人が生きながら与えらるべき人権の一つと言えます。私はこの問題を解決し、文字が読めずに落とす命をなくしたい。

《問題の解き方》

解き方のコツ!

①解決したいモノ、そして発見したいものをいくつか考える。

②その考えたものからその後の問題の回答にあたる10個の研究会の中から4つの研究会を引き出しやすいものを選ぶ。

この2点を守ればクリアです。

では具体的にどう解いていくかというとそれぞれをお答えしますと、

①まず解決したいモノ、そして発見したいものをいくつか考え、問題用紙の余白にいくつか並べてみましょう。

(具体的にこれ!と浮かばない場合は日頃不満に思っていることなど挙げてみましょう。)

【例えば】

・少子化

・貧困解決

・高齢社会

・年金問題

(模範解答で挙げた)

・文字が読めない人の解決

など色々と挙げてみましょう。

色々と挙げた後は

②その後の問2・問3・問4の回答のことを考えて、10個の研究会から4つをどう選ぶかで答えやすいものを回答しましょう!

天野 貴文

問1で答えたものがその後の問2、問3、問4で答えにくいものとなれば、解きなおすという時間の無駄使いになりますので、その後の問題の回答を考えたうえで問1を答えましょう。すべての問題を見たうえで回答していく。環境情報学部[総合政策学部]の小論文を解くにあたり大事な合格姿勢です。

③設問2の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

問1で回答した答えに対して10個の研究会のうち4つをどう履修しますか?

解き方のコツ!

問3、問4の回答に繋がるように4つの研究会を選びましょう!

まずは模範解答です。

《模範解答》

今井むつむ研究会、秋山美紀研究会、小熊英二研究会、中浜優子研究会

《問題の解き方》

次の問3、問4の回答に繋がるように4つの研究会を選べばOKです。

天野 貴文

ただ何となく1問、1問を解くのではなく、問1と同様に問題全体を見てから回答しましょう!一度の考え時間で複数の問題を解くことでSFC小論文の2時間の回答時間を効果的にに使えます!

④設問3の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

問2でなぜその4つの研究会を履修したのか?そしてその4つをどう履修してあなたの目標を達成するか?800字程度で説明するもの。

解き方のコツ!

問4で答える模式図に照らし合わせながら説明すること。

まずは模範解答です。

模範解答

文字が読めない人の識字率向上にあたり、大きく分けて以下の三つのフェーズに分けて進めていきます。第一のフェーズとして私は基礎知識として今井むつむ研究会では子どもの言語の発達や大人の外国語の学習の認知プロセス。中浜優子研究会では識字率に悩む国の現地語習得以外に大切と思われる英語などの第二言語習得のプロセス。小熊英二研究会では日本の歴史を通して庶民の識字率はどうであり、またどのように発展していったのかを学びます。これら3つの研究を通して、言語を学ぶことにおいて大切なことは何かを見つけ、無理無駄なく現地に適応できるためのメソッドを構築します。第二のフェーズでは第一のフェーズで得た知識をもとに秋山美紀研究会で識字率の低さに悩む現地の人がいかにいきいきと暮らしていけるか、そのためのコミュニケーションについて学びます。ここでは医学部、薬学部、看護医療学部、総合政策学部の他学部の学生の意見も取り入れつつ、識字率向上チームを創設し、言語習得以外にも現地の人にとっていきいきと暮らしていける知識は何かを探し、それを構築します。第三のフェーズでは第一、第二のフェーズで構築した知識をもとに現地に赴き実践をします。そこでは従来の方法と比べてどれくらい短期間でかつどれだけ多くの人が字を覚え、どれくらいのレベルまで習得したかをデータに取りながら取り組みます。一度の実践で解決することは難しいと思われ、そこで得た課題は検証し、問題は解決、改善します。ここでは私1人の力ではなく第1、第2のフェーズで協力してくれた仲間の知恵を借りながら行います。その後実践を行い、改善すべきことは同様に検証し、実践する。これを繰り返しながら、識字率向上に向けてのスキルを高め、この問題を解決していきます。

《問題の解き方》

問4の模式図ではどのように説明するのか?

答え方の一つとしてフェーズ(段階)ごとに何をすると決めて、答えると初めて読む人にとって分かりやすい答案になります。

天野 貴文

問3と問4とで整合性のない答案は評価されませんので、問4の模式図を文章化したものを問3でこたえましょう

⑤設問4の解説

《ざっくり言うとこういう問題》

問3で答えたものを模式図にして表すもの

解き方のコツ!

初めての人が目にして分かりやすい図を描きましょう!

まずは模範解答です。

模範解答

《問題の解き方》

問3の文章説明がしやすいように模式図を書きましょう。

どのようにしていくか?

過程を答えるものはこのようにフェーズ(段階)を置いて答えると、考えやすくもなりまた図もそして文章も書きやすくなります。

まとめ

天野 貴文

環境情報学部の小論文を解くにあたって感じることは“プレゼン力”(伝える力)です。ただ何かを知っているだけでなく、それどう伝えられるだろうか?その力量を試しているように見えます。ただ何かを知っているだけではGoogle検索には勝てませんし、ビジネスの世界などで大いに活躍できる人は伝える力を持っていることだというのを問題を通して問いているようです。伝える力はそのコツを学べば学ぶほど磨かれるものです。