『世界史をつくった海賊』|慶應義塾大学合格に役立つオススメ本

こんにちは。
マナビバ福岡塾長 天野貴文です.

今回は慶應義塾大学合格に役立つオススメ本をお伝えします。
今回ご紹介する本はこちらです。

どんな本でどう慶應受験合格にお役に立てるのかと言いますと

①『世界史をつくった海賊』はこんな本です。

・私拿捕船
教科書にも出るこの言葉。私拿捕船がどういうものかと言いますとラテンアメリカ地域のポトシ銀山で獲った銀などを積んだスペイン船や他からの航海中のポルトガル船を襲い、それをイギリスに持ち帰るというモノです。一言で言うと、宝を強奪して儲ける戦略です。教科書ではエリザベス女王が海賊船を私拿捕船(Praivateers)と許可したと淡々と書かれていますが、よく考えると恐ろしい戦略で儲けていたのです。

天野 貴文

ポトシ銀山で獲れた銀はアカプルコからフィリピンのマニラへと行き、このマニラから中国へと銀が運ばれていったという流れは世界史受験者必須の知識です。
・アルマダの海戦
教科書ではスペインの無敵艦隊アルマダを破ったということで伝えられているアルマダの海戦。

ここで活躍したのもドレークです。
どのようにして無敵艦隊に勝ったのかといいますと、「火船作戦」で勝ちます。
それはお昼間に正々堂々と正面から戦うのではなく、夜の間に約130隻の帆船同士を結びつけ、そこに火をつけ乗組員は海に飛び込み、無人の130隻もの火だるまの船が相手のスペイン船を襲うというものです。

風下にいるスペイン船は逃げる手段を持たず、約半数近い船が被害に遭い、イギリスの勝利で終えたのです。

天野 貴文

ここにはもう一つお話がありまして、相手スペインの無敵艦隊を率いていたトップが陸軍出身であり、海上戦が初めての人だったのも負けた原因です。無敵艦隊と言われるようになった理由のオスマン帝国を破ったときのスペインの艦隊長がこの時亡くなっていたため年功序列で陸軍出身の方が自然な流れでその職に就いたそうです。
・東インド会社
大航海時代に入り、インドを含めた東の地域からの香辛料があり得ないほどの高値で売れた当時。(あまりにも貴重すぎるが故に医療薬品として用いられるほど)エリザベス女王はイギリスの経済力をつけるべく、非合法的に活躍していた海賊たちを認めるために当時流行していた東インド会社をイギリスも立ち上げ、彼ら海賊たちにイギリス東インド会社を名乗らせ、活躍させます。

天野 貴文

最終的には海賊と手を結んで発展した歴史を白紙にすべく、ある程度儲けた後に海賊たちを厄介者として消します。

(イギリスの恐ろしい黒歴史の一つです。)

③ケンブリッジ大学とスパイとの意外な関係。

ケンブリッジ大学はオックスフォード大学と並んで優秀な大学のイメージがあると思います。
この当時は実を言うと、ケンブリッジの大学生をスパイとして養成をしたりしていました。
スパイとしての仕事は情報収集・破壊工作・資金提供・暗号解読など様々であり、当時常に暗殺の危機にあったエリザベス女王を救うものとして養成されていました。
その能力はスペイン国王フィリップ2世の宮廷内での発言やエリザベス女王暗殺計画や無敵艦隊の編成状態がエリザベス女王の耳には届いていたほどです。
またスペインからイギリスに派遣されていたスパイを買収したりと徹底して行っていました。
このスパイの情報が元にアルマダの海戦の詳細をつかむことができて勝てたのです。
ここからは海賊とは関係ない内容ですが、本書に記載で受験に役立つ情報として

④コーヒーと保険の歴史。

香辛料が爆発的に売れ、17世紀にオランダも香辛料を扱い始めた頃、従来よりもヨーロッパ内の香辛料の量が多くなり、その希少価値はこれまでほどではなくなりました。

香辛料の次に売れる商品は何にしようかということで、コーヒーへとシフトしました。

コーヒーがイギリス国内で売れていく中で出来たのがコーヒーハウスです。

イギリスの人はコーヒーハウスでコーヒーを飲み、様々な情報を交換していました。

その情報交換の場として成長したコーヒーハウスの中で有名なのがロイズコーヒーです。

ここは24時間常にお店を空け、夜航海から戻ってくる船乗りたちをも癒しておりました。お店を休まずに船乗りたちを待つ店員という意味で(待つ)という英単語(wait)よりwaiter 女性たちをwaitlessと名付けたのです。

ロイズは24時間お店を綺麗にし、お客を迎え船乗りにとっての貴重な情報を保ち続けました。

船乗りたちそして一山当てようと資金提供するものたちはここへ集まり、どの船が宝を当てて、どの船が沈没しそうかをかけ始めます。

 

その未来に対してお金をかける行為が習慣化され、ロイズは小さなコーヒーハウスから世界で有数の保険会社へと発展していきます。

コーヒーが流行る中でイギリスの上流階級では紅茶が流行ります。

その流行りの一躍を担ったTWININGSやLIPTONは今も有名な紅茶会社です。

 

まとめ

天野 貴文

イギリスが現在のような経済大国へと発展していった中で教科書では学べない黒歴史がどれほどだったを海賊・香辛料・コーヒー・紅茶の歴史とともに学べる本書です。慶應受験に限らず経済・商学部受験の受験生にはオススメの本です。本書の教科書にない知識を深めることは受験に限らず、その後の大学生活でも大いに活かせる背景知識になりますので、是非一度読まれてみてください。