小論文(経済分野)の書き方

こんにちは。あまちゃん先生です。

今回は小論文(経済分野)の書き方についてお伝えします。

 

①経済学とは?

ソモソモ経済学とはどういう学問なのかご存知でしょうか?

「需要と供給。」

「財とサービス」「お金について知れる学問」など色々なご意見があるかと思います。

上で挙げた言葉は経済学の中の1つの要素です。経済学とは何かを捉えているソモソモの言葉ではありません。

経済学とは一言で表しますと、何故人がそういう行動を取るのかその動機(インセンティブ)による社会現象を突き詰める学問です。

ひまわりが種からどう芽を出し、その後どのように育ち花をつけるのか?そしてどのように種を生成していくのか?やどのように地球が動いているかなどの自然科学の現象を突き詰めるのが科学(理科)であるのに対し、経済学は人の言動による社会現象についての「なぜ」を突き詰める学問(社会)です。

 

②経済学の考えを知らないと減点答案になります。

経済学の考えを知らないと経済学部や商学部で問われやすい経済学の知識を要する問題において、減点な答案を書いてしまいます。

ではどういうことなのか1つ問題を通してご説明します。

【問題】

授業中に居眠りをする学生が、居眠りをせずに授業に集中させるにはどうしたら良いでしょうか?

その対策についてあなたの考えを述べなさい。

この問題に対してどのようなものを答えますか?

・注意する。

・廊下に立たせる。

・席の上に正座させる

 

など様々な意見が出ると思います。

 

これらの答えは経済学部受験者の答案としては減点対象の答えになります。

気持ちや感情に訴えかけるものは高く評価されません

 

では経済学部受験者として望ましい答案は何かと言いますと

・居眠り5分につき、テストの点数を5点減点する。

・授業中丸ごと寝た場合、その授業の平常点を10点減点する。(通算30点以上減点された場合、取得単位は0とする)

・全授業で1度も寝なかった場合は、テストで30点は事前獲得できる(50点以上取れば単位取得できる)

 

など生徒の利害損得に訴えかける答案にしないといけません。

ですので「注意しよう!」や「みんなで意識しよう!」などのような感情的な答案は評価されませんのでご注意下さい。

③事前に経済学の基礎を学んでおく必要があります。

経済学の考えに慣れていない人は事前に学んで、経済学の基礎を知っておく必要があります。

経済学の基本の考えに慣れると

例えば温暖化解決における排出権取引の考えが理解できます。

ちなみに排出権取引とはどういうことかと言いますと、

温暖化を引き起こす原因の温室効果ガスの削減に向けて、ある年を基準に排出削減が難しい国(A国)が削減目標がクリアできる国(B国)と排出権取引を行い、排出目標をクリアしていくものです。

簡単に言えばお金を払えば排出クリアにするという話です。

アメリカなどで実施されているお金を払えば罪を軽くすることが出来るという司法取引の考えも経済学の考えから導入されたものです。

 

また経済学の基本が身につくと歴史などの社会分野の理解力も上がります。それは、歴史が人間の利害損得で動いてきた結果でもあるからです。

④経済学の見解を高めてくれるオススメ本のご紹介。

経済学の見解を高めてくれるおススメ本はこちらです。

この本の評価
面白さ
(4.0)
分かりやすさ
(4.5)
受験に役立つ
(4.0)
総合評価
(4.0)

経済学の基本の考え方だけでなく、その考えを相撲などの「伝統文化」、「宗教活動」、障がい者などの「弱者」について当てはめ、学校の教科書では取り上げられていない経済学の知識を深められます。

また経済分野の小論文でよく出題されるグローバル化や日本の経済問題についての知識を得たい場合は

 

こちらか

こちらを英語力を鍛えながら読むと良いです。

まとめ

あまちゃん先生。

現代社会や政治経済の教科書で取り扱っている経済分野の内容よりも奥深い知識がないと内容の薄い答案になってしまいます。

難関大学の経済学分野に進みたくて、そこに小論文が課せられているとしたら、経済学の考えの基本はしっかりと事前に学んでおきましょう!