こんにちは。あまちゃん先生です。
小論文問題で問われやすい
”要約問題の解き方(得点UPのコツ)”についてお伝えします。
この2点だけ守れば要約問題はクリア!
要約問題の得点UPのコツは、
①結論の拾い出し
②結論までの論理展開を整理してまとめる!
この2点だけを守ることです。
各段落ごとの論点をまとめて、それを整理するというやり方もありますが、
(それでも間違いないのですが、)
段落ごとの要点をまとめた文章にすると300字程度のお題に対してあまり書けず、
要約文として結局何が言いたいのか分からない答案になってしまいがちです。
①結論の拾い出し
②結論までの論理展開を整理してまとめる!
あまちゃん先生。
①結論の拾い出し!
要約問題クリアのコツとして最も重要なのは
課題文の結論の拾い出しです
それでは具体的に問題を通して
結論の拾い出しについてご説明します。
【問題】こちらの文章を読んでみて結局何が言いたかったでしょうか?
6人の目の不自由な人が生まれて初めてゾウに触れた。
足に触った目の不自由な人は
「ゾウとは木のようなものだ」と言った。
しっぽに触った目の不自由な人は
「違う。ゾウとはロープのようなものだ」
鼻に触った目の不自由な人は
「何を言うか。ゾウとはヘビのようなものだ」
わき腹に触った目の不自由な人は
「いやいや、ゾウとは壁のようなものさ」
耳に触った目の不自由な人は
「バカだね。ゾウとは木の葉のようなものだ」
牙に触った目の不自由な人は
「ゾウとは槍のようなものだ」
私たちはものごとの一面しか見ずにあたかも全て知っているようなつもりになっているようなことは、ないだろうか。
(『6人の言うゾウ』より抜粋)
です。
あまちゃん先生。
②結論までの論理展開を整理してまとめる!
結論を拾い出したあとの次にやることは結論までの論理展開を整理してまとめることです。
具体的にどういうことかを
上の『6人の言うゾウ』問題でご説明しますと、
・6人の目の不自由な人が生まれて初めてゾウに触れた。
・足に触った人は「ゾウを木のようなものだ」と言った。
・しっぽに触った人は「ゾウをロープのようなものだ」と言った。
・鼻に触った人は「ゾウをヘビのようなものだ」と言った。
・わき腹に触った人は「ゾウを壁のようなものだ」と言った。
・耳に触った人は「ゾウを木の葉のようなものだ」と言った。
・牙に触った人は「ゾウを槍にようなものだ」と言った。
↓
(結論)
私たちはものごとの一面しか見ずにあたかも全て知っているようなつもりになっているようなことは、ないだろうか。
という論理展開になります。
あとは結論の文字数に合わせて、展開通りにまとめるだけです。
上の文章の結論とそれまでの論理構成をまとめるとこうなります。
『6人の言うゾウ』の文章は
6人の目の不自由な人が生まれて初めてゾウに触れた。
それぞれはゾウの違う部位に初めて触れ、違うことを述べている。
足に触れたものは木のようなものだ。しっぽに触れたものはロープのようなものだ。
鼻に触ったものはヘビのようなものだ。わき腹に触ったものは壁のようなものだ。
耳に触ったものは木の葉のようなものだ。牙に触ったものは槍のようなものだ。とゾウについて違うことを述べている。私たちはものごとの一面しか見ずにあたかも全て知っているようなつもりになっているようなことは、ないだろうか。
出来ましたか?
数を多くこなして要約の回答力を上げましょう!
まとめ
小論文テーマ別課題文集21世紀を生きる―16テーマをPICK UP! (駿台受験シリーズ)
あまちゃん先生。
また色々な話題に対しての考えも吸収できるので小論文受験者で要約が必要な受験生には超がつくほどおススメです!